見守りサポーター養成講座in千葉市のご報告

先月、千葉市での「見守りサポーター養成講座」が終わりました。
今週から市川市で再び開催されます。現在も参加者も募集中ですので、
ぜひお申込みください。

第2回の講座で実施された「サザエさんワークショップ」に私が参加した感想を交えて、
少しご紹介します。

第2回の講師は、常盤平地域包括支援センターの所長を務める森下裕子氏。講義の後半に実施していただいたワークショップ「磯野家の30年後を考える」が大変面白かった。30年後の波平は84歳!サザエさんは54歳で、カツオは41歳、タラちゃんは33歳、なんだかアニメのアットホームな感じよりも、お互いに悩みもありつつ、社会の波とせめぎ合いながら生きてるイメージが私の中に浮かんできました。
そもそも、サザエさんって24歳だったんですね。若い。

詳しい設定が紹介されたところで、今回のお題。
「磯野家にはどんな問題があるでしょうか」

参加者がポストイットに思いつく限りの問題を書き、
紹介しながら模造紙に貼っていきます。

「波平が迷子になるかもしれない」
「波平が1日中家にいると、フネが休めない」
「フネさんが食事を作るのが困難」
「磯野家の稼ぎ頭がいない。家計は大丈夫か?」
「ご近所さん(伊佐坂さん)も高齢」
「フグ田家も遠方に引っ越してしまって面倒が見れない」

など、30枚近くの問題が出てきました。

ではこの問題をどう解決するか?
課題はいくらでも出せるのに解決策を出す難しさを実感。

「三河屋のサブちゃんが近くを通ったら様子を見てもらう」
「波平にはデイサービスに通ってもらう」
「足が悪いなら、医学療法士に来てもらってリハビリをする」
「養成講座に参加した誰かが磯野家に行って将棋や囲碁を波平と打つ」

講師の森下さんから他の講座で出てきたアイデアを聞き、地域での工夫と、介護制度もうまく使う、その両方の視点が大切なのだと感じました。

誰か知ってる人が「それならこれが使えるよ」と言ってあげるだけで解決することもある。「地域」と「制度」がお互いを助け合えまちづくり。専門職の方たちと地域の人が継続的に情報交換ができる関係と場づくりを、実現していきたいと思いました。