昨日は「せたカフェ」という下北沢でやっている集まりに参加してきました。認知症カフェとかしてる人が集まっていたり、介護の仕事関係、あと社福の人もたくさん来ていた。そんな人たちが集まる場所、そしてそういう人たちに縁のある人たちが集まる持ち寄りの場でした。
ある皮膚科の先生が来ていて「床ずれになった患者さんを見てます。もっと早く言ってくれたこんなに酷くはならなかったのにという人ばかりです。でも私のところは病院だから病気になった人しか来ない。当たり前ですよね。栄養指導もしています。低栄養になった方を見ます。でも、低栄養になってからじゃもう治らないんです!ピンピンコロリで死にたいねってみんな言うけど、ピンピンコロリで亡くなった人は、ピンピンコロリのための努力をした人です!」というようなことを言ってました。
本当にそうだなと思います。病気とか低栄養とか床ずれとか、いろいろ酷くなる前に、軽い症状のうちに、もしくはもっと健康なときから知識を身に付けて予防に努める、そういうことの啓発が一番難しい。
と書きながら、私もこの数年健康診断に行ってないことを思い出しました。私も「気にはなるけど、まぁ大丈夫だろう」と思ってる一人でした。
会社にいるときは、必ず健康診断に行く仕組みがあった。これは実はすごいこと。すべて本人に任せるんじゃなく、行くように促す仕組みがあるというのは、すごいことなんだなと、最近思うようになりました。
あんしん電話はそういう仕組みになると思います。週に一度電話がかかってくる。週に一度のおせっかい。煩わしいと感じるぐらいがちょうどいいのかもしれない。その煩わしさが、ある時、ちょっと困ったとき、誰かとつながる架け橋になるかもしれない。
多くの人を助ける仕組みだと確信をもって、私は取り組んでいます。どう広げていったらいいか、多くの方の知恵を借りたいです。(中尾)